仲町組のお囃子は雅楽が元になっております。2種類ありまして
お下り用「超天楽」、お上り用「抜頭」。いづれも雅楽ですが、仲町用にアレンジされたものが
テープにて残っています。このテープは昭和32年(1957年)に録音されたものです。
*容量が大きすぎて現状は公開できないですが・・(今後なんとか公開したい)
仲町組の「天神祭典役割帖」では
残っている記録では下記のような変遷である
明治10年(1878年)から明治41年までは囃子方の記録なし
明治42年大正5年まで「雇6名」としか記されず、
大正6年から大正11年までは「猪尾組雇6名」となっている
大正12年から昭和7年は仲町組
昭和8年から21年は「雇6名」。
昭和22年から31年までの間は仲町組
昭和32年から平成15年まではテープ
平成16年から平成22年までテープ&仲町組
*私の親父(圭吉)、祖父(喜太郎) 曽祖父(吉平)の名前が出ています。 特に囃子方で
山本家は祖父の時代から囃子を各時代で復活させていますが長くは続いていません。
<お下り超天楽のエピソード>
原本となったレコードを平成11年に発見レ!なんと太鼓の木箱の底にレコードが・・・傷だらけで
ふにゃふにゃに変形。少しぬらして重い書物を重ねるこ数日・・・変化なし(当たり前か) とにかく
再生してみたくレコードプレイヤーを中古で購入するもきちんと再生できなかったので 当時のレコード発行元と同じ発行もとのCDを入手し音楽編集ソフトにて演奏速度を合わせ作り直した物です。
私の時代のレコードは 33回転? 43回転?の二種類でしたが 昔は73回転?が存在していました。私は発見したレコード聞く為に古いレコードプレイヤーを購入したら、たまたま其の回転数
73回転が・・・ベストマッチ!
超天楽と分かったことで雅楽の本や竜笛、篳篥を購入 自分で分かる音階表を作成
お上りの抜頭は実際の雅楽の曲とはかなりアレンジされているので テープ内の音を何度も
音楽ソフトで聞きなおし つなぎ目や、音質の悪い部分はカットして一節を切り出して
きちんとリピート。音階表は超天楽と同様 目で見て分かるようにしました。
下記に添付します
下の写真は現存する楽器と雅楽の唄本(明治7年と記載がある)
レコードの所在が不明確認中